カードカウンティングの実態を紹介
カードカウンティングと一口に言っても、実は様々な方法が開発されています。ただし、どの方法の場合でも、数値の高いカードと低いカードの割合を判断するスキルがカードカウンティングの根幹です。
カードカウンティングが効果的な理由
なぜカードカウンティングが有効なのかを簡単に説明すると、統計学的には、デッキ内に大きな数値のカード(10-A)が多く残っている場合、「プレイヤーがブラックジャックで勝つ確率」と「ディーラーがバーストして負ける確率」が上がり、プレイヤー側が有利な状況になります。逆に、小さな数値のカード(2-6)が多く残っている場合、「ブラックジャックが出る確率」と「ディーラーがバーストする確率」が減り、カジノ側が有利な状況になります。
シンプルなカードカウンティング方法
ここでは、特にシンプルで覚えやすいカードカウンティングの方法である、「ハイローシステム(Hi-Lo System)を紹介します。
このシステムでは、すべてのカードに対して次のように値が割り当てられています。
これらの値に従って、場に出ているカードすべてを計算します。合計値が高ければプレイヤー側が有利。合計値が低ければカジノ側が有利な状態だと判断できます。
この段階の一時的な合計値は、ランニングカウントと呼ばれています。多くのカジノがカードカウンティング対策のため、複数のデッキを使ったブラックジャックを提供しており、ランニングカウントは複数のデッキを使ったブラックジャックの場合では不十分です。単一のデッキの場合はこれで十分な判断材料になるでしょう。
こういった複数デッキのブラックジャックに対応するには、トゥルーカウントと呼ばれる合計値を計算する必要があります。これは単純にランニングカウントを残りのデッキ数で割るだけです。
つまり、たとえばランニングカウントが10で、残りのデッキ数が2の場合、トゥルーカウントは5ということになります。同じくランニングカウントが3で、残りのデッキ数が4の場合、トゥルーカウントは0.75となります。
トゥルーカウントが分かると、現時点ではプレイヤー側が有利なのか、カジノ側が有利なのかの判断がつきます。プレイヤー側が有利な状況の場合では、賭け金を高くし、カジノ側が有利な状況では賭け金を低くすることで、全体的な勝率や獲得金額を上げられるようになる、というわけです。
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カードカウンティングは違法なの?
カードカウンティングはプレイヤー側の勝率を大幅に上げる戦略のため、ランドベースカジノでは禁止されているのが普通ですし、オンラインカジノでも利用規約などで規制されている場合がほとんどです。
ランドベースカジノではゲームの中止やカジノの退場を求められ、出入りが禁止されるでしょう。また、ブラックリストに載せられ、他のカジノなどにも入場できなくなるかもしれません。
オンラインカジノの場合は、プレイヤーの目の動きを追うことはできませんし、それこそメモ帳を用意して手元でカードカウンティングの計算を行ってもカジノ側には分かりませんが、ベッティング金額の調整パターンに基づいて疑いがかけられる可能性があり、ここからカードカウンティングがバレる恐れがあります。
そうは言ったものの、カードカウンティング行為そのものが各国の法律で禁じられているかというと、そういうわけではありません。実質は、統計学的な判断を頭の中で行なっている「だけ」ですから、こういった判断自体は違法ではありません。ただ、以上のようにカジノのルール上は禁じ手として定められており、バレると問題になるのは間違いありませんし、バレる可能性も高いでしょうから、当サイトではカードカウンティングを推奨しません。
まとめ
カードカウンティングは確率・統計に基づき、プレイヤーが常に自分に有利な判断をできるようにしてくれる手法です。カジノゲームには必勝攻略法がないのが普通ですが、カードカウンティングは数少ない例外と言えるでしょう。ただし、あまりにも効果絶大なため、カジノでは禁止されている場合がほとんどですから注意しましょう。